べっらぼーちぇ音楽院

発表会コンサート

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イタリアセミナー

イタリアセミナー

1日目  2日目

第2回イタリア声楽セミナー

今回は前回のヨーロッパの異常気象と違い天候に恵まれ、さわやかな気候のもとイタリア・マチェラータで、無事に声楽セミナーとコンサートを終えることが出来ました。
モルガンティ先生はお変わりなく元気で、誰にでも緻密なレッスンをして頂きました。
ステファノ先生は前回は若く線の細い印象でしたが、3年経って身体も一回り大きくなり、貫禄すら感じさせる成長振りでした。
セミナーの最後の締めくくりには、SerraPetrona(セッラ・ペトローナ)という村の聖フランチェスコ教会でコンサートを開く事が出来ました。大変歴史のある教会で、絵画や彫刻は国宝級の物ばかりだそうです。この日は残念ながら天候が悪く、雷や雨でしたが、そんな中、来て頂いたイタリア人のお客さんの前で、盛況に終えることが出来ました。
今回も総勢30名の大所帯を、最初から最後までお世話をして頂いた、トレンティーノ在住の田中園子さんに感謝します。

【レッスン・オペラ鑑賞・観光など】
マッチェラータは夏の音楽祭が開催中ですので、「魔笛」「トゥーランドット」「アイーダ」を鑑賞。ウルビーノを観光、ペサロでロッシーニの生家を観光。温泉や海水浴も行きました

 

2006年
8月2日(水)
  13:05成田発。18:35ミラノ着。21:00ミラノ発。22:25アンコーナ着。
アンコーナからバスでファーノの町へ。(この日はホテルで寝るだけ)
8月3日(木) 1日目 9:30ホテル出発。ペーザロへ向かう。
10:00ポポロ広場、ロッシーニの家とロッシーニ国立音楽院を見学。
13:00タヴィリアの田舎のレストランで昼食。
16:00ウルビーノの街の観光、ラッファエッロの生家と公爵家の宮殿を見学。
20:00ファーノの海辺ののレストランで夕食。
8月4日(金) 2日目 :30ホテルで朝食。10:00ホテル出発。10:00マチェラータの宿舎に到着。12:45昼食。
15:00~19:30レッスン。19:30夕食。
20:30~オペラ・モーツァルト「魔笛」をスフェリステーリオ劇場で鑑賞。
8月5日(土) 3日目 午前中:近くの青空メルカート(市場)へ買い物。15:00~19:30レッスン。
21:30~オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「パリアッチ」鑑賞。
15:00~19:30レッスン。レッスンの合間にマチェラータの街の中心街を探索と買い物。
20:30~オペラ・ヴェルディ「アイーダ」をスフェリステーリオ劇場で鑑賞。
8月6日(日) 4日目 8:00~9:30朝食。10:00~12:30レッスン。12:45昼食。
15:00~19:30レッスン。
午後レッスンのない人はチビタノーバの海岸で海水浴。
20:30~オペラ・プッチーニ「トゥーランドット」をスフェリステーリオ劇場で鑑賞。
8月7日(月) 5日目 8:00~9:30朝食。
10:00~12:30レッスン。12:45昼食。15:00~19:30レッスン。
レッスンの終わった人はレッスン見学か街で買い物。
8月8日(火) 6日目 8:00~9:30朝食。午前中は自由時間(トレンティーノの街の青空市場で買い物と教会見学)
12:45昼食。15:30コンサート会場(聖フランチェスコ教会)に到着。リハーサルなど。
18:00コンサート開演。19:45コンサート終了。20:30市長さんの招待で夕食。
8月9日(水) 7日目 7:30~朝食。8:30宿舎出発。
12:20アンコーナ発。13:50ミラノ着。15:20ミラノ発。
8月10日(木)   10:10成田着。

レッスン会場も前回と違ってクーラーがなくても快適にレッスンできました。扉や窓を開けっ放しでレッスンできるので、小鳥のさえずりが聴こえてきて、先生も「あなたの声に合わせて歌っているのかも」と日本では考えられない伸び伸びした雰囲気でした。

モルガンティ先生のレッスン モルガンティ先生のレッスン ステファノ先生のレッスン やはり日本人にはイタリアの料理は量が多いようですね。
レッスン会場と宿舎 食堂

モルガンティ先生のレッスン

ステファノ先生のレッスン

モルガンティ先生のレッスン モルガンティ先生のレッスン
レッスン会場と宿舎) 食堂
ステファノ先生のレッスン やはり日本人にはイタリアの料理は量が多いようですね。
モルガンティ先生のレッスン ステファノ先生のレッスン

8月3日(1日目)

今回は、初日に観光をしてから、セミナーを始める予定を組みました。
2日の夜にイタリアに着いて、バスで海辺のリゾート地 FANO(ファーノ)で宿泊して、3日の今日は、まず PESARO(ペーザロ)のロッシーニの家と、ロッシーニ国立音楽(Conservatorio Gioachino Rossini di Pesaro)の見学をします。モルガンティ先生もステファノ先生もこの学校を卒業されています。


次に URBINO(ウルビーノ)の街に行き、ラッファエッロの生家と公爵家の宮殿を見学します。
ペーザロは、偉大なオペラの作曲家ロッシーニの故郷としても知られており、世界的にも有名な「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」もこの街で開催されます。 ロッシーニ通り(Via Rossini)には作曲家 ジョアッキーノ・ロッシーニの生家 (la casa di Gioacchino Rossini) があり、ジョアッキーノ・ロッシーニ国立音楽学院 Conservatorio G. Rossini はロッシーニの遺産で1882年に創立された、世界的にも有名な音楽学校です。日本人の留学生も声楽の勉強で何人か来てるとの事でした。

 

モルガンティ先生のレッスン モルガンティ先生のレッスン アルド先生のレッスン やはり日本人にはイタリアの料理は量が多いようですね。
ロッシーニ音楽院の入り口 校長先生が案内

中庭で校長先生と記念撮影

世界遺産の古都ウルビーノ・芸術の街

モルガンティ先生のレッスン モルガンティ先生のレッスン
ロッシーニ音楽院の入り口 校長先生が案内
アルド先生のレッスン やはり日本人にはイタリアの料理は量が多いようですね。
中庭で校長先生と記念撮影 世界遺産の古都ウルビーノ・芸術の街

 

8月4日(2日目)

今日はファーノのホテルを10時に出発して、マチェラータの町へ向かいます。


前回と同じセミナー宿泊施設で、レッスンと寝食の生活がはじまります。夜は夕食後21時からスフェリステーリオ (Sferisterio)劇場にオペラを鑑賞に行きます。
イタリアでは、夕食をゆっくり取ってからオペラを観に行きます。日本のアクセクした生活では考えられない事です。やはり、ゆとりのある生活から良い芸術は生まれるのでしょうか。今日は、イタリアではめずらしくモーツァルトのオペラ「魔笛」が上演されます。今年はモーツァルト生誕250年ですから、普段イタリアではされないモーツァルトを取り上げたのでしょう。イタリア語の字幕が物珍しさを醸し出していました。キャストはほとんどドイツ圏の歌手ですが、3人の童子と合唱はイタリア人でした。ステファノ先生も出演していて、ドイツ語で歌うのは大変だったとおっしゃてました。また喉への負担もかなり、きつかったそうです。 スフェリステーリオ劇場は7000人の収容が可能で、現在は世界的にも有名な野外オペラ「マチェラータ・オープン・エアー・オペラ・フェスティバル」やコンサートのほか、様々な催しものに使われています。終わるのは12時過ぎで、歩いて宿舎まで帰ります。

 

フラサッシ鍾乳洞 モルガンティ先生のレッスン スフェリステーリオ劇場の広場 指揮者出入り口で
モルガンティ先生・レッスン(15:00~19:30)

ステファノ先生・レッスン(15:00~19:30)

スフェリステーリオ野外劇場・正面

スフェリステーリオ野外劇場・客席

フラサッシ鍾乳洞 モルガンティ先生のレッスン
モルガンティ先生・レッスン(15:00~19:30) ステファノ先生・レッスン(15:00~19:30)
スフェリステーリオ劇場の広場 指揮者出入り口で
スフェリステーリオ野外劇場・正面 スフェリステーリオ野外劇場・客席

 

【モルガンティ先生・レッスン 】

ロッシーニ音楽院で、ピアノ科・合唱科・指揮、作曲科の過程を終了されているだけあって、伴奏はもちろんの事、オペラの解釈と歌唱指導は素晴らしいものがありました。
どんなに厳しく、いかつい顔をされていても、やはりイタリア人!合間にジョーク(scherzo)は忘れません!
ステファノ先生・レッスン
彼もロッシーニ音楽院で、ピアノ科・作曲科の過程を終了されています。ソリストしてピアノのコンサートをしたり、オペラ歌手の伴奏や、コンクールの伴奏者に選ばれたり、各地で活躍しています。イタリア人にはめずらしく、とてもシャイ(timido)で真面目すぎて、冗談も言わない若者です。
それが、彼の演奏やレッスンに良い方向で反映しているのでしょう。

 

「第2回イタリア声楽セミナーのフィナーレを飾るコンサート」

SerraPetrona(セッラ・ペトローナ)という村の『聖フランチェスコ教会』­でコンサート
『蝶々さんとシャープレスの手紙の二重唱』秋山隆典・秋山佳子

 

第2回イタリア声楽セミナー アンコール フニクリフニクラ  Funiculì funicular