声楽レッスン
声楽は身体が楽器ですので、喉だけではなく身体全体で声が響くように訓練します。声楽の基礎は呼吸法です。複式(横隔膜)呼吸を学びます。顎がスムーズに開閉し、軟口蓋が良く開くようにします。あ・え・い・お・う・を鼻腔で発音できるようにします。 身体で声を支えられるようにします。パッサッジョ(passaggio)・アクート(acuto)を学びます。【パッサッジョ・アクートについての説明はベルカントにあります】ベルカント唱法を学びます。 日本語は普段、あまり顎を開け閉めせずに発音します。母音を喉で発音しているわけです。それに輪をかけて、食べ物は軟らかいものが多く、顎が硬い人がほとんどです。外国語、特にイタリア語の母音は喉ではなく、鼻腔(maschera)で発音し、軟口蓋が開いています。逆にいえば、この軟口蓋を開けるためには、顎を降ろせばいいのです。こうするとイタリア人のようなマスケラに響き、息に乗った(sul fiat)声になります。そしてベルカント唱法を身につけ、パバロッティやフレーニのようにいつまでも若々しい声で気持ちよく歌うことが出来ます。
声楽レッスン・こども
▼小学生
いろいろなお歌を歌ってみたいと思っている小学生から中高生が対象です。
- お腹から声を元気良く出すことにより、身体全体で表現出来るようになり、音楽だけでなく、すべての事に対して積極性が養われます。
- NHK合唱団などのオーディションを受けたい。東宝ミュージカルなどのオーディションを受けたい。このようなお子さんのためのレッスンも致します。
- もちろん将来、音大に進みたい、オペラ歌手になりたい、というお子さんも、今から始めて早すぎるという事はありません。
▼中高生
中学生、高校生の年齢は子供から大人に変わる大切な時期です。身体の成長と共に声帯も成長し、変声期を終えて大人の声に移行して行くこの時に、良い発声を学ぶ事が大切です。
専門的な分野に進んだほうが良いのか、趣味として続けた方が良いのかを適確に判断いたします。
専門分野に進む生徒も、適正を考慮し、音大系、教育系、保育系、宝塚などの各方面への進路を決めます。
将来、音高・音大へ進学希望される時、スムーズに移行できるように、ベルカント唱法を基にした発声法で指導致します。
声楽レッスン・大人
▼初めて歌う方から経験のある方の声楽個人レッスン
声楽はご自分の身体が楽器です。マイクを使わず、大きなホールで隅々まで声が響くよう、身体全体で声を出せるようにします。
そのため、日頃のストレスは解消し、知らず知らず、身体は健康になっていきます。声楽家が一般人より若々しく見えるのは、そのためです。まったく歌うのは初めての方やすでに経験を積んでいる方に、喉に無理のないベルカント唱法の基礎から指導致します。またお茶を飲みながら、イタリアの生活やイタリア料理のお話しをしたり、心身ともにリラックスし、サロン的なゆったりした音楽の時間を過ごして頂きます。さあ!オペラのアリア、世界の名曲を自分の声で歌ってみましょう!
▼音大生以上プロを目指す方の声楽個人レッスン
- 音大在学中、または卒業して発声に悩んでいる方ベルカント唱法の基礎から指導致します。
- 高音が伸びない、ビブラートが多い、音程が定まらない、などの問題は「あなたの声種が本当に合っているのか?」「パッサッジョ・ア クートのフォームを行なっているか?」「スル・フィアートで歌っているか?」これらの課題をベルカント唱法を通して解決していきます。
- 新国立劇場オペラ研修所・二期会・藤原などのオペラ・声楽養成機関を受ける時、または在所中、ご自分の発声に疑問をもっておられる方に、将来長くプロとして活躍するためにはベルカント唱法が最も適しています。