- 【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】吉田 功太郎 くん
- 【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】鷹津 未帆 さん
- 【東京音楽大学 声楽科合格】小島 甚一 くん
- 【東京音楽大学付属高校 声楽科特待生合格】浅野 千尋 さん
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2011年度 合格者体験談
東亜学園高等学校卒
【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】吉田 功太郎 くん
合格おめでとう! 一般入試で声演に落ちたときは直ぐに特別選抜でもう一度声演に挑戦するように とメールを送りました。気持ちをすぐさま切り替えてよく頑張りましたね。本当 に性格のいい男の子らしい子で、私も自分の息子のような気持ちで祈っていました 。 さぁ、これからいよいよスタートです。頑張ってね! ソルフェージュ(新曲、コールユーブンゲン)は私が今まで教えた生徒の中で最 高得点でしたよ。
一般入試では、あとほんの一歩のところで、演奏家コースに届きませんでしたが、約一カ月後の特別入試ではみごとに声楽演奏家コースに合格しました。おめでとう! 今回の震災からの混乱の中、良く頑張りました。素直な性格が、色々な課題を柔軟にすばやく吸収できた事の助けになったのだと思います。また、彼のお姉さんも音大の声楽科に通っているので良い刺激になったのでしょう。恵まれた容姿と素質が充分にありますので、音楽性、感性、テクニックを磨いていきましょう。声楽の練習は日々、特に呼吸法などは、同じ事の繰り返しです。単純で退屈な課題も忍耐強く持続して行くと、いつか成果が現れます。ホントに、ここからがスタートです。自分の夢を実現できるよう、また大学で一緒に頑張って行きましょう。
【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】鷹津 未帆 さん
大学を卒業する前にイタリアに行こうと決め、初めてオペラの本場イタリアで観たオペラに衝撃を受けました。非イタリア語圏で上演されるオペラとは全く異なるエネルギー…『ベルカントを勉強したい!イタリアで勉強したい!』という思いを抱えて帰国し、Bella Voce音楽院の門を叩きました。どこの馬の骨とも知れない私を受け入れて下さった佳子先生の助言を受け、音大受験を決意しました。とはいえ、それまでの私は、声帯がうまく合わず息漏れのする声だったので、私は歌に向いていないと考えていました。しかし、先生方のレッスンを通して、正しいフォーム、息の流し方を少しずつ体得していき、声帯も合うようになり、声量も上がりました。そして、何より一番嬉しかったのは自分の声を好きになれたことです。それでも、受験という特殊な環境の中で、歌うことが嫌になったり、頭では分かるのに上達しない自分に腹を立てたりすることも沢山ありました。特に、一般入学者試験で声演に落ちてからの日々は毎日が自分との戦いでした。あまりにも不甲斐ない演奏をして悔し涙を流しながら帰ったあの日は忘れられません。もう二度とあんな思いをしたくないし、絶対に声演に受かりたいと自分を追い詰めて、歌う楽しさを忘れかけていました。ましてや震災が起こり、試験が行われるのかどうかという不安もありました。そんな中、試験一週間前のレッスンで、「よし、笑顔で歌おう」と隆典先生が仰ったのをきっかけに、一気に意識が変わりました。楽しんで歌おう、それだけを考えて試験にのぞみました。さすがに試験中に100%楽しんで歌うのは無理でしたが、結果がついてきたので今はほっとしています。隆典先生、佳子先生にはどう感謝していいのか分かりません。大事なのはこれから…いつまでも謙虚な気持ちは忘れずに、それでも理想は高く、精進していきたいです。目標はフレーニやデヴィーア。長く歌い続けるためにも、ベルカントの普及のためにも、良い勉強を続けていきたいので、これからもどうぞ宜しくお願い致します!
声楽演奏家コース合格おめでとう! 約一年前、うちにいらした時は漠然とイタリアで声楽の勉強をしたいという希望でした。とてもいい声を持っていましたが、全く発声のフォームや自分の声がど ういう声なのかを分かっていない状態でしたね。このままでイタリアに行っても 迷ってしまうので発声の基礎から積んでいきましょうということでレッスンを始めました。その勉強のワンステップとして音大受験を勧めました。もともとソル フェージュやピアノの基礎能力は高かったので音大受験はそれほど難しいことで はありませんでしたが、一般入試で声演を落ちたときはかなり精神的に落ち込ん だんじゃないですか?現役の人にはない焦りや心の葛藤があったと思います。それを乗り越えた合格を私もとても嬉しく思います。 大学で充実した勉強を重ねて夢を実現してくださいね!
彼女はICU 国際基督教大学に通う才女ですが、声楽家になりたい夢を実現させるために、音大に進む決心をされたようです。最近は特に一度大学を卒業してから、音大に進学する学生が増えてきました。音楽との出会いが、本場イタリアやドイツであったり日本国内であったりしても、人生の方向転換を決めてしまう程の心を揺さぶられる演奏に感じられるのは、ひとそれぞれ年齢がマチマチだからでしょう。まず最初に鷲津さんのレッスンをして驚いた事があります。初めてのレッスンには、誰にでも頭で理解できるように、ベルカント唱法の説明をしますが、彼女はそれをノートに取っていました。今まで、誰も説明を書いて記録した生徒はいませんでしたし、なかには次回のレッスンで説明した事を質問しても忘れてしまう生徒もいるぐらいです。また回を重ねたレッスンでも、新しい説明をするとレッスンノート(?)に書き留めていました。ここがこの短期間で彼女を上達させた要因だと思います。 もちろん声楽の様な芸術の分野はあたまで理解しただけでは、彼女も書いているように上達はして行きません。実際にレッスンを通じて、先生の声を聴いたり身体の使い方を習ったりして、真似をする事から始まります。しかし、最終的に良い演奏が出来るようになるのは、やはり頭脳です。意欲、知性、資質を兼ね備えたあなたは、たくさんの経験を積み、将来大輪の花を咲かせる事を期待しています。頑張りましょう!そして声楽演奏家コース合格おめでとう!
神奈川県立大船高等学校卒
【東京音楽大学 声楽科合格】小島 甚一 くん
私は以前ファッションデザインの勉強をしていましたが、服という媒体を通して 自分を表現するよりも、自分自身が表現者となる方が向いているのではないかと思い、意を決して声楽の世界に足を踏み入れ、音大受験を決意しました。秋山先生には昨年の7月からお世話になりましたが、短い受験期間の中で時に優しく、時に厳しく指導して下さいました。結果、無事東京音大合格を頂ける事とな りホッとしている気持ち、先生への感謝の気持ちで心が満たされています。 正直、演奏家コースに落ちたのは非常に悔しいですが、今まで努力はしてきましたし、これが今の自分の実力なので、現実を受け止め大学生活に繋げていければと 思っています。これからも努力を惜しまず、少しずつでも着実に成長していきたいと思っているのでご指導ご鞭撻よろしくお願いします。
合格おめでとう! 短期間で、よくここまで成長したと思います。真面目な性格で、よい感性と良く鳴る喉を持っています。レッスンを続けて行くうちに、段々のども開き高音も出てきました。まだバリトンとテノールの中間ですが、これからまた更に発声を勉強し、経験を重ねて行くことで、本来の自然な自分のテノールの声が出てくると思います。彼も特別入試で声楽演奏家コースにリベンジしましたが、惜しくも合格出来ませんでした。やはり今回の震災での交通の混乱などから入試までの一か月間、充分な準備が出来ず、悔やまれます。まだまだ、これからもチャンスはいくらでもありますので、向上心を持って頑張って行きましょう!
東洋英和女学院中学部卒
【東京音楽大学付属高校 声楽科特待生合格】浅野 千尋 さん
私は中学1年の春に秋山先生と出会いました。今まで習い事と言えば自分から進んで初めたことは全くなく、気が付いたら両親 が勧めた物を習っていたという感じでしたが、昔から歌う事が何より大好きだっ た私は母に必死で 声楽を習いたいとせがんだ覚えがあります。 先生のレッスンは小学校の合唱しかした事のない私に、とても解りやすく優しく教えてくださりました。 始めは音高受験が出来るなんておもってもみませんでしたが 教えていただいているうちに もっと深く学びたい と言う意思が芽生えて音高受験を決意したのが中3の夏でした。 それから楽典、ソルフェージュを始めましたが一からでなにも解らなかった私に、丁 寧に解りやすく教えてくださいました。声帯の手術など大変な事もありましたが受験をしてここまでこれたのも支えてくれた家族、先生、回りの人々のお陰だと思います。高校に入ってからも歌を好きという気持ちを第一に楽しんで自分を高めていきたいと思います。
合格おめでとう!とにかく明るいお嬢さん。夏休み直前に受験を決めて、またその時期に声帯の手術をして全く声の出ない状態で夏期講習、ホワイトボードを持 って筆談で…それでもたくさんお友だちを作って帰ってきたあなたのヴァイタリ ティーはスゴい!明るい性格の裏にはそういう強さを持っていることも良く知っ ています。天真爛漫な明るい性格はあなたの一番良いところだと思います。また今回特待生に選ばれたのも声にも恵まれたくさんの素質を持っていますが、 それプラス努力の結果だということを忘れずこれからも頑張ってね!苦手なソルフェージュも高校3年間頑張ろう!!!!
素晴らしい声の資質!神さまが与えて下さったあなたの性格が、導き出した声だと思います。底抜けに明るい、めげない性格、悪く言えばうるさい、生意気、でもこれらが声楽家として大成させる要因でもあります。驚くべき事に、小学生の頃からしゃべり過ぎで、つい半年前の中学3年まで、声帯に結節が出来ていた。それにも関らず、中学校では合唱部で歌い、レッスンでも歌い、周りの者が気がつかない程度のレベルであった。思い切って手術を受けてからの、声の響きと深みは、超中学生級で、音高受験でもダントツの成績で特待生を勝ち得た。と、ここまでは褒めましたが、前も話したように今のレベルを保つのは大変な事です。なぜなら、芸術において下降する事は、すごく簡単におきます。2日か3日練習をサボれば、すぐです。反対に日々努力しても成果はすぐに現れません。でも努力しなければ結果は火を見るより明らかです。でも、音楽家の長い修練の人生で、高校生ぐらいではまだヒナにも孵っていない卵です。色々な事に挑戦して、たくさんの人や芸術に出会い人間の幅を広げて、音楽の道に邁進して下さい。
私は高2の夏から秋山先生に声楽を習い始めました。それまでははっきり言って失礼なほど声楽に関しての知識はありませんでした。 しかし、そんな私にも先生は一から丁寧に分かりやすく指導をしてくださいました。毎回のレッスンはとても楽しみでしたが、いつもいつも同じことばかり指摘されて、何度もスランプに陥ることもありましたが、それでも秋山先生は根気良く指導を続けてくださいました。3月の特別選抜試験を受けることになってからも、僕の背中をずっと押し続けてくれました。そのおかげで運良く、声楽演奏家コースに合格することができました。僕はここまで情熱を持って指導してくれる先生はなかなかいないんじゃないかと思います。本当に秋山先生についてきてよかったと思っています!ありがとうございました。ソルフェージュの全ての試験をパスできたのも、佳子先生の暖かいご指導があってできたことでした。ありがとうございました。これでやっとスタート地点に立ちました。これからも努力を惜しまず前に進んで行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。