- 【東京音楽大学・大学院(声楽科・オペラ研究領域 )修了 及び 二期会オペラ研修所合格】櫻井 航 くん
- 【東京音楽大学・大学院(声楽科・独唱研究領域 )修了 及び 二期会オペラ研修所合格】瀧村 彩美 さん
- 【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】加茂 Gloria 遥南さん
- 【宝塚音楽学校 娘役合格】山本 彩加 さん
- 【東京音楽大学付属高校 声楽科合格】入夏 綾香 さん
- 【東京音楽大学付属高校 声楽科合格】小倉 優佳 さん
- 【東京音楽大学大学院 音楽研究科科目等履修生(声楽)合格】箱崎 美貴 さん
- 【桐朋学園芸術短期大学 音楽専攻声楽専修合格】渡辺 愛 さん
- 【ハウステンボス歌劇学院合格】宮崎 由菜 さん
2015年合格者 体験談
東京音楽大学大学院卒
【東京音楽大学・大学院(声楽科・オペラ研究領域 )修了 及び 二期会オペラ研修所合格】櫻井 航 くん
最近では珍しく男気のある好青年です。一直線に向かって行くタイプです。それがオペラを勉強していくうえでは長所にもなり短所にもなります。真面目さは絶対必要ですが、優柔不断な部分もややあった方が、声や演技の表現にも幅が生まれます。今回の修士課題の「トスカ」のスカルピアは声はもちろんですが、演技にも強さだけでではなく、柔軟性が要求されます。始めた頃はスカルピアを演じるには若過ぎることもあり、声も表現も押し気味でしたが、次第に硬さが取れ、本番前には余裕のある悪者に成長してくれました。発声もだいぶ力みが取れ、大人の声になって来ました。 まだまだ今後、勉強し経験を積んで更に上を目指してください。
東京音楽大学大学院卒
【東京音楽大学・大学院(声楽科・独唱研究領域 )修了 及び 二期会オペラ研修所合格】瀧村 彩美 さん
この度、東京音楽大学大学院を卒業することができました。 隆典先生に下落合のスタジオでレッスンしていただき、佳子先生にソルフェージュを教えていただいて受験した日がつい最近に感じます。東京音大で過ごして得たものは私の宝物になりました。歌の魅力、優しさ、自由さ、深さ、難しさを知り、技術だけではなく継続力や探求心、感謝の気持ちなど身に付きました。そして先生や多くの仲間、先輩、後輩、学外の音楽仲間とであいました。思い返すと本当にたくさんあり、卒業式は想像以上にさみしかったです。私は長い間高音がでず友人達みたいに憧れのアリアを歌いたくて、ひたすら楽譜や型通りに歌っていました。ですが成長が感じられず悩みました。そのような時、秋山先生は「音楽以外の経験も音楽には必要」と教えて下さいました。そして演奏会の運営や一般企業のインターンをしたり、自然に触れたり、美術館などたくさん行きました。気づいたときこの経験は音楽の喜びを感じさせてくれて、私は改めて歌を続ける決心もできました。卒業してから本当のスタートであり、東京音大で学んだことが全ての基礎となると思います。仕事との両立は大変だと思うけれど、二期会で学べる環境を大切にしっかりと目標を決めて過ごします。何より心身ともにずっと支えて、音楽を続けさせてくれる両親に改めて感謝します。東京音大での最後のレッスンで秋山先生が「ご両親への恩返しは歌っている姿を見せること」という言葉をくださいました。いつか音楽で得たものを社会に還元できるようこれからも一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。秋山先生、6年間本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
先生も彩美ちゃんが大学の受験生だった頃がつい最近のような気がします。外見はさほど、その頃と変わっていませんが(失礼!)声は格段の進歩を遂げました。学部のうちには低音が伸びて、大学院に入ってからは高音が伸びてきました。音楽性も大人になりましたね。 身体も一時壊して入院したりしましたが、大学院に入ってからは健康で、レッスンも休まず良く勉強しました。いつも楽しそうに歌っていて、修士演奏も珍しいサンサーンスの歌曲を演奏するなど、意欲的に取り組んでいました。けして派手ではありませんが、確実に前へ前へと向上を続けてています。進歩し続けることは簡単なことではありません。この調子で二期会でもマイペースを崩さず前進して行ってください!
東邦音楽大学附属東邦高等学校卒
【東京音楽大学 声楽演奏家コース合格】加茂 Gloria 遥南さん
私がこちらに通い始めたのは入試の3ヶ月前でした。留学から帰ってきて、センター試験の締め切りも終わっていて、どうしようかと悩んでいた時に東京音楽大学の特別選抜試験を知りました。東京音楽大学には声楽演奏家コースもあり、魅力的な科目がたくさんあるので、ここを受験しようと決意しました。しかし、留学先ではソルフェージュの方法が日本と違い、それを取り戻すのには集中的な練習が必要と思い、秋山先生を訪ねました。また、声楽の基礎をもう一度見直したいという思いもありました。秋山佳子先生は優しく、丁寧にソルフェージュのコツなどを教えて下さったので、短期間でだいぶ力を取り戻すことができ、入試では自信を持って挑むことができました。秋山隆典先生はご自身が本場イタリアで習得された呼吸法や発声法を丁寧に説明してくださり、私の中で曖昧だったことをスッキリさせて下さいました。短期間ではありましたが、本当に濃密なレッスンを受けることができました!ありがとうございました。これからは大学で多くのことを吸収していきたいと思います!
合格おめでとうございます。ソルフェージュは丸3ヶ月のレッスンでした。基礎力は十分にありましたから、コールユーブンゲン、新曲視唱、楽典、聴音の引き出しをきれいに整理整頓するという作業を数回のレッスンでやりました。試験当日は落ち着いて挑めたのではないですか? 大学入学後も精進して頑張って下さいね!
合格おめでとう!短い期間でしたが良く頑張りましたね。ドイツに留学していて日本の音大は考えていなかったようです。芸大も東京音大の一般入試も申し込みが間に合わず、充分どちらも合格出来る実力でしたが、受けることが出来ませんでしたね。周りの同級生たちは進路がどんどん決まって行くなか、東京音大の特別選抜試験までは相当不安だった事と思います。日系アメリカ人のお母様を持ち、さらに海外に留学して、既にもう高校生で国際的な感性で歌えています。整然とした音楽性とスタイリッシュな表現で歌うことが、入試でも出来ましたよ。これから大学では多方面から研究し、小さい枠にはまる事なく、おおらかな伸びのある声、発声を目指して勉強していきましょう!
明星学園高校1年
【宝塚音楽学校 娘役合格】山本 彩加 さん
小学校1年生からクラッシックバレエを習いバレエダンサーを目指していました。中学生2年生の頃から、ミュージカルにも興味を持ち、中学3年生から秋山先生の音楽教室で歌のレッスンをはじめました。はじめは、声が出ませんでしたが、「声楽は体が出来てからで大丈夫」という秋山先生の言葉で頑張ろうと思いました。レッスンを受けるうちに、だんだん高い声も出るようになってきました。これまでの経験を生かし、宝塚音楽学校でさらに歌とダンスに磨きをかけていきたいです。これからもどうぞよろしくお願い致します。
彩加ちゃん。合格おめでとう!初めての受験で見事、高1で合格です。中3から今まで声楽のレッスンをしてきましたが、宝塚受験を決めたのはつい最近のことでした。宝塚受験スクールにも通わず今回の合格となったのは声楽でいえば正しい発声のフォームが身に付きその歌唱が認められたのだと思います。ソルフェージュに関してはまだまだで、新曲視唱の試験は大変でしたね。とても可能性を感じられるお嬢さんで、そこを買われたのだと思いますが、これからさらに精進してあなたの最大の長所でもある天真爛漫な明るさを失わず邁進してください。
川村学園中学校卒
【東京音楽大学付属高校 声楽科合格】入夏 綾香 さん
小2のときから合唱団に入っていた私がもっと上手に歌いたいと思い、この音楽院に初めて伺ったのは小5の冬でした。当時はまだ将来の事なんてなーんにも考えてませんでした。佳子先生に声楽を習ううちに音楽の道に進みたいと強く思うようになり、音高の受験を決めました。佳子先生は聴音などが全く出来なかった私を入試に十分な力まで鍛えてくださいました。そして入試1年前からは声楽を隆典先生にご指導していただきました。毎回、先生に指摘していただいたことが出来なかったり、別のことをやるとすぐ忘れたり、わからなくて何度も説明していただいたりと、自分でも自分が情けないことがたくさんありました。しかしそんな時も、常に優しく指導してくださり、落ち着いた気持ちで本番を迎えることができました。今回の合格は隆典先生と佳子先生のおかげです。本当にありがとうございます。でもここからがスタートだと思うので、これからもさらに頑張っていきます。よろしくお願いします。
綾香ちゃん。合格おめでとう そうです、小学5年生でしたね。毎回とても楽しくレッスンしました。ある時のレッスンでは何かが可笑しくて、笑いのツボに入っちゃって二人で笑いこけたこともありましたね。そんな明るい性格はこれから歌をやっていくうえでとても大切なことだと思います。ソルフェージュ、特に聴音はいつの間にか取れるようになって、講習会でも声楽専攻で唯一人Aクラスに入れました。これも素直にいろんなことを吸収できるあなたの長所によるところですね。これからも楽しく充実した高校生活を送って下さい。
川村学園出身の先輩で、今年大学院を終了する瀧村さんと入夏さん、やはり似たところ、共通点があります。一見、大人しそうでのんびりしているようですが、内面はしっかりしていて、打たれ強く立ち直りが早い!声楽家にはぴったりの性格ですね。声も一緒にレッスンを始めた頃は、合唱の中の一員のような出かたでしたが、受験近くにはだいぶ広がりのある豊かな響きになって来ました。しかし、この一年間、結構厳しくきつい事も言いましたが、良くめげずに頑張りました。きっと自分の中で辛い事などを、良い方向に転化出来る能力があるんですね。それが学校の教えのお陰か、ご両親のお陰か?大変素晴らしいことです。その性質が将来自分を助けてくれる事と思います。まだまだ、課題はたくさんあります。素敵な声楽家目指して、また高校で、楽しく厳しくレッスンに励みましょう!
落合第二中学校卒
【東京音楽大学付属高校 声楽科合格】小倉 優佳 さん
私は中2の時、東京音大の附属高校を受けると決め、聴音、楽典、ピアノのレッスンを始めたのは中3からでした。最初は全て出来なく、レッスンしてもなかなか上達出来ず、辛いと思ったこともありました。声楽の実技に関しても、合格出来るレベルになかなか達せず、受験まで間に合わない、合格出来ないだろうという不安でいっぱいの日々でした。しかし自分はこの学校に入りたい、そしてミュージカル女優という夢に向かって頑張りたいと強く思い、絶対乗り切ろうと頑張りました。そしてなんとか合格することが出来ました。苦手と感じたり、なかなか上達出来ない、受験までもう間に合わない、などと不安を感じても、諦めず努力して良かったと思います。
優佳ちゃん。合格おめでとう!よく頑張りましたね 。 ソルフェージュは中3からのレッスンだったので時間的に結構大変でした。特に聴音は三年ぐらいかけるところを一年たらずでやった訳ですから、相当なスピードでした。消化不良になって焦るかな?と思ったら、とても精神的に安定したお嬢さんで慌てることなく最後まで落ち着いてレッスンできたと思います。受験には何とか間に合いましたが、基礎的なことはまだまだ不足してますから中身を詰めていく作業が必要ですね。声楽もソルフェージュも始まったばかりです。夢に向かって着実に歩んで下さい。
小倉優佳ちゃんとは小学生から声楽のレッスンをしていましたね。あの頃は、「葉っぱのフレディ」などミュージカルの舞台で頑張ってました。まだ、音高などの専門の学校に行くかどうかは考えていなかったようですね。でも、やはりミュージカルの世界の先輩の石丸椎菜さんが、東京音大の附属高校に進んだ事の影響が大きかったのかな~と思います。椎菜ちゃんも既に舞台で活躍していましたが、将来のことを見据え、本格的な発声を身に付けようと考えたようです。パッとデビューして、サッと消えて行ってしまうことの多い世界ですから、基礎からしっかり勉強して長く若々しく歌える技術を習得しようとするのは賢明な選択でしたね。でも、合格レベルに達するのは大変でした、苦しかったと察します。学校の授業終わってからレッスンに通って来て、良く頑張って偉かったですね!高校でいっぱい勉強して、子役から大人のミュージカル女優へ目指して頑張りましょう!!
国立音楽大学卒
【東京音楽大学大学院 音楽研究科科目等履修生(声楽)合格】箱崎 美貴 さん
私がこれから科目履修生として学ぶことができるのは、両親や友人の支え、沢山の先生方、秋山佳子先生、秋山隆典先生のご指導があったからです。感謝しています。以前まで私は自分の歌や発声に自信が持てていませんでした。上手くいく、いかない、その原因がわからず、不安でした。大学卒業後の進路を考えた時、大好きな歌をこのまま辞めたら嫌いになる!と思い、声楽のレッスンを、最初は佳子先生に、受験を決めてからは隆典先生にみていただきました。レッスンでは、課題に対してあらゆる方法で指導していただきました。その中で、自分では気づけない問題点や良い部分を知り、自分で判断せず、感覚をつかむことの大切さを実感しました。 試験では、本番前に先生が普段仰っていることを思いだし、焦って変に頑張ろうとしている自分から落ちつき、集中して臨めました。 課題はまだまだありますが、最近歌うことが楽しくなり、新たな環境での学びがすごく楽しみです。これからもご指導、よろしくお願い致します。
合格おめでとう! 発声に悩んでレッスンに来られたのは大学四年生でした。レッスンを進めていくうちに大学院に進学したいという気持ちが固まりました。いつも真摯に目標に向かって継続する姿勢は素晴らしいことだとおもいます。これからもその気持ちを忘れず精進してください。
おめでとう! 大学院修士課程の声楽専攻は、残念ながら今年は合格出来ませんでしたが、研究科科目等履修生に合格しました。また来年度大学院合格目指して、精進していきましょう。本来の声質は良いものを持っていますが、まだ、その資質が100%生かされていないようです。声楽は身体が楽器であることを良く認識して、横隔膜や息の使い方、支えやバランスの方法など、更に大学でレッスンして行きましょう。外見には現れていませんが、なかなか内面は強そうですので、大学院に落ちても科目等履修生の試験で頑張れたのだと思います。強さ、生真面目さも大切ですが、柔軟性や遊び心も養って、自分も他人も楽しませられる歌を歌えるよう勉強しましょうね。
中国上海出身
【桐朋学園芸術短期大学 音楽専攻声楽専修合格】渡辺 愛 さん
私は、中国上海出身で、小学生から歌が大好きです。高校卒業まで合唱や、京劇などやってました。中国の音大に入りたいと思いましたが、当時の中国は、ちょうど文化大革命の真っ最中で、すべての大学が閉鎖されました。夢が実現できなかった。それでも、日本に来るまで、ずっと、中国で歌手として活躍していました。1986年日本に来て、又音大に入りたかったけど、結婚をしました。その後、子育てと家事に追われ、なかなか歌を歌えなかった。やっと、去年から時間がすこしずつあって、もう一度歌を歌って見ようかと思いました。しかし30年も歌ってなかったので、うまく歌えなくて、悩んでいる時に、ちょうど秋山先生と出会いました。 先生からベルカント唱法を習っています。先生は、私の音大に入りたい夢を知り、社会人も入学出来る桐朋学園を薦めていただきました。早速入試試験を受け、3月23日合格表を受け取った時には、ほんとに嬉しくて、先生のおかげで夢がやっと実現できました。 これから大学生になり、一緒懸命勉強します。この貴重な時間を無駄にしたくないです。卒業後、舞台に立つ機会があれば、また演奏したいです。初めての大学ですから、わからない事が多いと思いますが、先生、是非教えてくださいね。
渡辺愛さん、上海で生まれて30歳ぐらいまで中国で生活していました。べっらぼーちぇ音楽院に来て声楽を習い始めた訳ですが、なんと!何気なく生年月日を聞いてみたら、僕と一日違い、それも多分何時間かの違いでした。僕らの生まれた頃は中国と日本、近くて遠い国でした。そして大学受験の頃、ぼくらは自由に大学を選び、愛さんたちは大学は閉鎖され受けることすらできずにいた。それでも、愛さんは日本人には少なくなっている、底抜けの明るさとバイタルティに溢れて、音大に入り若者と一緒に、出来なかった勉強をしようとしている。ある意味、こちらが見習わなければいけないと感じる程のエネルギーがあります。声は明るさと深さがあり、やはり大陸的な強さを持っています。磨いていけば、若者にも負けない素晴らしい歌を歌えるようになります。もちろん実技だけではなく、理論も良く勉強して、素敵な演奏が出来る歌手を目指してください。一緒に頑張りましょう!
都立農芸高校
【ハウステンボス歌劇学院合格】宮崎 由菜 さん
私の小さい頃からの夢はミュージカルの世界で活躍する事でした。小学校2年生からバレエを習い、中学二年生の頃、宝塚受験スクールに通い始めました。スクールに通い始めると同時に歌も勉強しようと思い、秋山佳子先生の元、べっらぼーちぇ音楽院でレッスンを始めました。最初はぎこちなかったのですが、佳子先生の優しいご指導でマイペースにレッスンを楽しめました。そして声が変わっていくのを、実感しました。これからはプロ意識を持ち、人前で堂々と歌えるように成長したいと思います。
由菜ちゃん、合格おめでとう!中3から今まで声楽のレッスンをしてきました。毎回真摯に取り組み着実に基礎力を身につけ上達しましたね。最初は宝塚を目指してましたが高2のころからハウステンボス歌劇団に憧れて、最終的には一本に絞りました。自分の目的を見据えあなたの一本筋の通った性格は、きっとこれから先の舞台でも生かされることでしょう。さらに精進して舞台で花開くことを楽しみにしています。
秋山先生には東京音大に入ってから大学院を含め6年間お世話になりました。先生の毎週のレッスンではブレスの使い方や、声の回し方、毎回の発声練習で母音のポジションなどの課題を、なかなか上手くできない自分に合わせて何度でも丁寧に、時にわかりやすい例えやユーモアを交えながら説明してくださいました。特に歌うこと、声を出すことだけに集中しすぎていると、つい表情が硬くなり、声ががなりやすくなると「この曲はそんなに怖い顔や怒りの表情をして歌う曲ではないよ。バリトンは怒る曲も確かに多いけれど、怒りにも種類や推移があるから最初から最後まで同じように怒っていてはいけない」と何度もおっしゃって軌道修正してくださいました。思い返しても、自分はあまり出来のよい生徒ではなかったと思いますが、自分がやりたいと思ったことを一度も先生は無理だと言わず、むしろ積極的に応援し支えてくださりました。例えば自分の学生生活の集大成である大学院修士オペラでは何をやるべきか、何が出来るのかを悩んでいた自分に何がやりたいかで選ぶべきだと憧れであった大役『トスカ』のスカルピア男爵をすすめてくださったのも先生でした。この修士の授業で出た多すぎる課題を先生のレッスンに持っていくと、いつも先生は一緒に向き合いヒントをくださり、一年を通して支えてくださいました。 そして無謀な挑戦だったのにも関わらず当日の講評では多くの先生方から好評を頂くことが出来ました。学生生活の最後をこうした形で終えることができるのは自分にとって本当に幸せなことだと実感しています。6年間本当に先生には感謝して尽きません。ありがとうございました!