べっらぼーちぇ音楽院

合格者体験談

2022年合格者 体験談

【宝塚108期生/首席で卒業】岩永佳那子さん

14日宝塚音楽学校108期生の卒業式がバウホールで行われました。 岩永佳那子さんが首席で卒業され、芸名は『茉莉那ふみ』さんです。 同ホールでは、前日まで卒業公演でもある「文化祭」が開催され、卒業生全員が出演されました。岩永佳那子さんは「この幸せな場所に私が存在できることを有難く思い、時間を無駄にしないようにお稽古に励むことが、感謝の気持ちを表すことだと思い過ごして参りました」とこの2年間を振り返り、代表して「同期生一同、精進して参ります」とご挨拶されました。 4月23日から宝塚大劇場で初舞台を踏まれます。 タカラジェンヌとして活躍される事をお祈りして応援したいと思います。

【東京音楽大学・大学院(声楽科・オペラ研究領域 )合格】ソプラノY.Iさん

来春より大学院オペラ研究領域で、新たなスタートラインに立てることとなりました。秋山先生をはじめ、お世話になった先生方、応援してくださった方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。 東京音大の大学院(修士・声楽)は独唱研究領域とオペラ研究領域の二つに分かれており、どちらを志望するか迷いましたが、秋山先生の「自分のやりたい方が良い」とのアドバイスで心を決め、オペラを第一志望で出願しました。それから試験までの間は、受験曲を満遍なくご指導いただくよう計画を立て、毎週のレッスンに臨みました。 たまたま家庭の事情等が重なったこともあり、体や心の疲れがきっかけで、試験の数週間前になってアリアの高音(アクート)が全滅するというスランプに陥ってしまったのですが、秋山先生は、「そういう時期はあるもの。また必ず出るようになるから」と励ましつつ、ご指導くださいました。先生の言葉通り、試験一週間前には調子が戻って高音も出るようになり、何とか間に合わせることができました。 試験当日はなぜか、「これが今の私なのだから、落とすなら落とせばいい」という開き直った心境になっており、不思議と落ち着いて歌うことができました。そして歌い終わったときには、やりたいことをやった結果を受け入れる、心の準備ができていたように思います。 これからも岐路や選択で悩むことがあると思いますが、状況の許す限り「自分が本当にやりたいこと」を見極めながら、精進していきたいです。

大学院合格おめでとうございます! それも狭き門のオペラ研究領域での合格、これは正直言って大快挙です。 失礼を言って申し訳ないですが、ご年齢も現役生の倍以上ですし、声楽を始められたのもかなり遅くからでしたので、大学院自体合格するかどうか、と心配していました。 当日、審査員で会場にいましたが、若い学生に何も引けを取らず、堂々と演奏されていました。 そう言えば、確かにここ何年間でコンクールなど、急激に成果が出てきていましたね。 心構えが若い学生に比べものにならないほど、毎回のレッスンに取り組んでいました。ご自分の働いた蓄えで学費などを払い、さらにあと何年歌手とし通用するかのリミットも迫っていますし、趣味で終わりたくないとの情熱がヒシヒシと伝わっていました。これから2年間、東京音大の大学院でオペラをみっちり勉強されて、すぐにデビュー出来るよう頑張って下さい!

【東京音楽大学・大学院(声楽科独唱研究領域 )合格】カウンターテノール K.Tくん

私は高校3年生から本格的に歌を始め、何とか大学には入れたものの歌の右も左も分からない状態だったため、最初はどんな曲を学べばいいか、どんな勉強の仕方をしたらいいかなど何も分からない状態でした。そんな中、大学4年間で秋山先生にご指導をしていただき発声などの基本的なことはもちろんのこと、自分の声種にあった曲選びや立ち振る舞いなど歌以外のこともたくさん教えていただきました。その学びが今回の結果に結びついてくれたのだと思います。ここまで4年間、たくさんのことを教えていただきありがとうございます。これからは今まで以上に勉強をしなければならないと思うので、次のステップにいけるよう頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

このカウンターテノールという声種は大変希少価値のあるものです。日本人の中では一番世界で活躍できるチャンスのある声種かもしれません。 若いうちは声を力で押してしまいがちですが、彼は当初からスムーズに、身体全体を効率良く使うベルカント唱法を理解し、声が伸びやかに響いて行くようになりました。 またリズム感や音感が優れているのも武器になっています。もちろん元来の才能にプラスし、本人の弛みない努力の成果だと思います。これからは、さらに歌う事が楽になり、楽しくなって行くと思いますので、大学院でしっかり修練していきましょう。

【東京学芸大学・音楽A類合格】バリトンK. Fくん

私は現役生の時、東京学芸大学の入試の為に、別の教室に声楽や楽典を習いに行っていました。当時は、結構歌えていたと思っていたのですが、結果は不合格で、得点開示の結果を見ると、実技試験が足切り点に到達していなかったので、衝撃を受けました。ピアノには自信があったので、原因は歌だと思い、習っていたところを辞めて、べっら・ぼーちぇ音楽院にお世話になることにしました。こちらの教室では、発声を基礎から丁寧に教えてもらい、新曲視唱や歌曲の歌い方、聴音の正しい聞き方を細かく見てもらいました。通い始めてすぐに、今までの歌い方では全然駄目だったことに気付きました。先生のおかげで、みるみる上達して、入試直前では、マスクをつけた状態での歌い方も教えてもらいました。そして、本番では、練習通りに力を出すことができ、合格できた時は、とてもうれしかったです。こちらの、べっら・ぼーちぇ音楽院に来て本当に良かったです。とても感謝しています。

合格おめでとう!初めて教室に来てくれたのは現役不合格で浪人生になった4月でした。ピアノ以外の声楽、新曲視唱、聴音のレッスンをしました。 声は悪くないしリズムも音も取れているし、なんで落ちたかな?という感じでした。原因は声楽では発声の基礎ができてないので本番でコンスタントに歌えない。聴音はリズムパターンの書き方をきっちり整理できてないので思いもよらない減点されてしまう。という所だと思います。 この一年間、声楽は基礎を積み聴音は徹底的に学芸大の傾向を対策し尽くしました。 最後のレッスンで「まだ不安なところはある?」と聞いたら晴れ晴れした顔で「全くありません!」と。安心して送り出しました。浪人のこの一年間は人生においても有意義な一年になりましたね。

【東京音楽大学・声楽科合格】カウンターテノール H.Nくん

高校生になって間もない頃、右も左も分からなかった自分を、秋山隆典先生は優しく教えて頂きました。 基礎のことや、礼儀のことは何度も言って頂きました。ダブルレッスンも高校1年生から勧めてもらい、先生だけの視点からではなく他の視点で見てもらえ、自分の成長に繋がったと思います。 この3年間で、自分は凄く成長したと実感しています。とても感謝しております。 もっともっと、立派なカウンターテナーになりたいと思っているので、これからも何卒よろしくお願い致します。

東京音大附属高校3年間でしっかり成長しました。カウンターテノールという貴重な存在ですが、ともすると弱々しい声と、か弱い表現しか出来ないで終わる事が多々ありますが、彼は変声期にあたっても調子を崩さず、前向きに取り組んでいました。低音も高音も力のある声を身に付けつつあります。高校オペラでも主役を演じ、舞台での声の使い方、表現などを勉強し、良い経験になったと思います。 東京音楽大学でも更にベルカントの歌唱を探求し、息や身体を使いこなせて歌えるよう、努力していきましょう。

【東京音楽大学・MLA声楽科合格】テノール T.Mくん

東京音楽大学に入ることは、東京音楽大学附属高校入学前からの目標でした。 その時はずっと先に感じられた大学入学の日がいよいよ近づいてきて、緊張と安堵を感じています。 私は中学2年生の頃からべっら・ぼーちぇ音楽院の教室で、秋山隆典先生に声楽を、佳子先生にピアノとソルフェージュを習ってきました。全くといっていいほど音楽の知識がなかった私に、何から何までていねいに、優しく教えてくださいました。そうして無事に東京音楽大学附属高校に合格でき、入学できた日の喜びや、先生方への感謝を昨日のことのように思い出します。さらに佳子先生のソルフェージュでは、入学後すぐ試験が行われる範囲まで教えていただいていたので、落ちこぼれることなく授業についていくことができました。先生方、本当にありがとうございました。 そして附属高校在学中は秋山隆典先生のレッスンを受けてまいりました。週一度、Wレッスンのため半分の時間のレッスンでしたが、きっちりと歌のいろはを教えてくださり、とても濃密な三年間でした。 そしていつもとても親身になって接してくださいました。先生の多くの助けがあって、こうして今無事に高校を卒業し、東京音楽大学のミュージックリベラルアーツ声楽科に合格しました。 英語で授業をする科だと聞いていますので、英語は大好きな教科で、深く学んでみたいと長く思っていました。しかし日常的に使用して生活したことはありませんので、経験したことがないという意味では授業に不安もありますが、東京音楽大学に入れたこと、そして音楽と英語、ずっと学びたかったことを勉強できることがとても嬉しく待ち遠しいです。大学でも引き続き声楽レッスンで秋山先生にお世話になります。まだまだ及ばない点も沢山ありますが、今よりさらに精進し、邁進できるよう努めますので、今後ともよろしくお願い致します。

ミュージックリベラルアーツ合格おめでとう! 一見、なよっとして、話し声もなよなよして軟弱な印象を抱きますが、なかなか芯の強い、結構頑固な性格と根性の持ち主ですね。それと、どんな曲にも挑戦して、最後にはなんとかしてしまう力も持っています。附属高校卒業試験では、無謀とも言えるオペラのアリアで3点Fを出しました。 将来ミュージカル歌手を目指していますが、息の長い歌手になれるよう大学でもクラシックの曲をしっかり勉強して、ベルカントの声をつかんで行きましょう。

【東京音楽大学・声楽専攻卒業】ソプラノA.Iさん

卒業に際して、8年間本当にありがとうございました。 東京音大付属高校卒業後、声楽専攻生が増え大量のライバル出現に焦りつつも、大学のオペラ実習では新しい役にも挑戦し、そこで学んだことを活かし、外部の公演にも参加するなど積極的に行動しました。 また東京音楽大学の制度をフル活用し、教職を取ったり、音楽学を追加で専攻したり、上智大学で授業を受けたり、海外の音楽院のオンラインレッスンを受ける機会を頂いたりと、本当に多くを学ばせていただきました。このようにのびのびと学生生活を送ることが出来たのは、私のことを理解し、導いてくださる秋山先生の存在があったからです。毎週のレッスンで幅広いレパートリーに取り組み、大学に入ってから音域がかなり広がりました。音楽面以外でも、理不尽な評価を下されたときは一緒に怒ってくださり、また私がダメなときはきちんと叱ってくださる存在でした。昨今の世の中、真の意味で自分の「師」と呼べる存在に出会うことはなかなか難しいと思います。私は幸運だったのでしょう。 在学中私が意識していたことは主に2つ。与えられたチャンスを逃さないよう常に最善を尽くすことと、演奏家として私にどうやって付加価値をつけていくかということです。後輩のみなさんも自分でモットーを決め、音楽大学で一流の先生方と大好きな歌を学べることに感謝しつつ、楽しみながら学生生活を送ってほしいと思います。 さて、私は一般企業へ総合職として就職する道を選びました。しかし、これは私の中で音楽を続けていくための戦略的進路です。音楽を大学で4年間真剣に専攻したからこそ、演奏家としての自己を分析し、自分の弱さに向き合うことが出来ました。その結果、音楽以外になにかもう一つ戦える武器が必要だと判断し、この進路を選択しました。 今後は歌の勉強を自分の稼いだお金で続けながら、広い意味でクラシック音楽業界に貢献できる人材となるよう研鑽を続けたいと思います。 オペラに出たいと言っているだけの合唱少女を、きちんと「オペラを歌うことを専門にしています」と胸を張って言えるまでに成長させていただき、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

ご卒業おめでとうございます。 初めて教室に来てくれたのは確か小学5年生でしたね。いつもレッスンの途中で何かのツボにハマると二人で笑い出して。。。楽しかったね〜あれから10数年も経ったのですね。音高から大学に進学して時折り見かけるあなたは、中学生の時と同じ天真爛漫なところはそのままで、とても素敵な女性に変身していく姿を毎回驚いて見てました。これからも大きく飛躍することを願ってお会いするのを楽しみにしています。

東京音大附属高校からの長い道のりでしたね。べっら・ぼーちぇ音楽院の教室では小5からですね。 卒業おめでとう!今回は大学院には進めない状況でしたが、それをポジティブに捉え、前進しようとする姿勢は素晴らしい限りです。7年前、附属高校合格の際の体験談にあなたの事をこう書きました。 「しかし、この一年間、結構厳しくきつい事も言いましたが、良くめげずに頑張りました。きっと自分の中で辛い事などを、良い方向に転化出来る能力があるんですね。それが学校の教えのお陰か、ご両親のお陰か?大変素晴らしいことです。その性質が将来自分を助けてくれる事と思います。」 まさに大学卒業のこの時、あなたの性質がこの状況を助けてくれたのだと、感慨深いものを感じます。 また将来に様々な難局に遭遇した時に、あなたならきっと乗切ることが出来ることと思います。 卒業試験のトラヴィアータ、立派ですてきでした。卒業演奏会を聞けなかったのが心残りです。 また、成長した姿を見せて下さいね! 

【東京音楽大学・声楽専攻卒業】ソプラノY.Oさん

東京音大付属高校に入学してから早7年、あっという間に大学卒業の年を迎えていました。高校に比べると大学ではより自由に、自分の好きなこと、極めたいことに重点を置いて勉強に向き合える場所だったなと思っています。私はミュージカルの世界を目指しながらも、学校では声楽科として、クラシックを学んできました。ここ数年、徐々にミュージカルのことを学べる実習授業なども増え、クラシックに限らず、ミュージカルにも応用できる技法なども、先生方から沢山教えていただき、濃い4年間を過ごせたと思っています。熱くご指導くださった先生方には心から感謝の気持ちでいっぱいです。 そしてこれから、ミュージカルを目指していこうと思っている学生の皆さんも、しっかりとクラシックを学んでいくことを、強くおすすめします。 自分のやりたいことを見失わず、楽しく全力で向き合ってみてください。努力は必ず報われます。

ご卒業おめでとうございます。 東京音大附属高校受験から音高在学中まで聴音のレッスンに通ってきてくれました。 音高で培ったソルフェージュの力はこれからの音楽活動の中でも、きっと活かされることだろうと思います。 そして東京音大に進学して学業とミュージカルの舞台を見事に両立して成し遂げたことは素晴らしい事でした。これから音高、音大に進学してミュージカル歌手を目指す人のお手本なっていく事でしょう。 今後の舞台の活動を楽しみに応援してます!

卒業おめでとう! 東京音大の附属高校3年間、東京音大大学4年間と小学生からのレッスンで約10年間も一緒に勉強しましたね。 そして、当初のミュージカル女優になりたいという夢を見事に実現しました。 それは、兎にも角にも本人の努力と自覚が実を結んだのだと思います。 安易にミュージカルばかりを歌い近道をする学生が多い中、しっかりとクラシックの歌曲やオペラに 真剣に取り組み、音楽のスタイルの基礎を固め、自分の声と音楽性を磨いて行った成果だと思います。 この努力が、これからミュージカルの舞台で素晴らしい歌を歌い、長く活躍する事になると確信しています。舞台を見に行くのを毎回楽しみにしています。これからも頑張って!!

【東京音楽大学・声楽科卒業】テノールK.Tくん

卒業にあたり、声楽の事を何も知らない状況から、卒業出来るようになるまで約5年間教えてくださりありがとうございました。 これから東京音大に入学しようとしている方も、既に入学が決まった方も、もしかすると心の何処かに本当に音大なんか入って大丈夫なんだろうか、など不安を感じている方がいらっしゃると思います。当然です。その気持ちはあって当然なのです。しかし自分の心に聞いてみてください、今自分は何が1番やりたいと思っているか、それを疑わず進んでみると、道は自ずと開けていくのではないでしょうか。 私はこの4年間、自分の道は最終的に自分で切り開いて行かなければならないと、学びました。 東京音大には様々な面から色々なことを教えてくださる先生方がたくさんいらっしゃいます。4年間も過ごしているとその情報に惑わされ、何が正しいのかわからなくなっていくこともありました。しかしそんな中でも、自分を信じて、更に自分を導いてくれた秋山先生のお陰で、情報を取捨選択しながら進んでいくと、道は自然と開けていきました。私は社会に出ますが、テノール歌手としても続けていけるように精進していきます。 ここまで来れたのも秋山先生のお陰です。ありがとうございました。

卒業おめでとう! もう卒業してしまうのですね。5年前、高校で全国レベルの吹奏楽部に所属し、管楽器を吹いていた時から、あっという間に感じます。それはいつも何かに向かって精力的に、悪く言うとあわただしく邁進する姿が印象的だったので、ついこの間、東京音大に入学したような錯覚を起こさせました。音大の中だけではなく、外にも目を向け色々なものにチャレンジしていましたね。この狭い日本に多々ある歌唱法などを、充分に見聞きしたと思います。これからは腰を据えて自分に適した、そして生涯通用する発声法を身につけてください。

【お茶の水女子大学大学院、人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻音楽表現学コース修了】 ソプラノN.Uさん

べっら・ぼーちぇ音楽院の体験記を書かせて頂くのも、とうとう3回目になりました。中学1年生の時に教室の合格体験記を拝見して「私もこの教室で声楽を勉強したい!声楽科に行こう!」と決めた日を懐かしく思います。そして、初めてレッスンに伺ってから、もう10年も経つのですね。 振り返ると、大学院に入学した2020年4月は新型コロナウィルス感染症で、社会が大混乱に陥っている真最中でした。「大学院に入ったら、オペラのオーディションに沢山挑戦しよう」「自主演奏会を行おう」「イタリアに行こう」と張り切っていたものの、出たかったオペラは中止、演奏会は自粛、海外に行くなんてまず無理…「折角大学院に入ったのに何も出来ない!」と焦りと不安の中始まった、院生生活でしたが、秋山先生はいつも「今できることをやっていこう」と前向きにレッスンをしてくださりました。先生のお言葉で、私は気持ちを切り替え、基礎の練習を丁寧に行うことができました。 そして、大学院生活で1番印象に残っているのは、修了演奏試験でヴォルフの歌曲と、ドニゼッティのオペラ「ランメルモールのルチア」から【狂乱の場】を演奏したことです。どちらも大きく背伸びをした挑戦ではありましたが、先生は「やりたいものをやろう!」と応援してくださり、私に歌い方や発声、表現について、何度もご丁寧に指導してくださりました。「無謀な挑戦だったのではないか」「諦めて曲を変えるべきではないか」と悩むこともありましたが、先生のご指導のお陰で、自分の声を生かして歌う方法を知ることができました。 修士演奏本番は、反省点もありますが(汗)、大曲を歌いきることができた、というのは大学入学時には想像もできないことでした。中学3年生の頃から佳子先生に、高校3年生からは隆典先生に毎回のレッスンで、ご丁寧に教えて頂いたお陰です。特に高音は、オーディションやコンクールなどで、評価して頂くことが多く、先生のご指導のお陰で、自分の「武器」にすることができたと思います! そして私は「音楽で生きていく!」と大学・大学院に進学しましたが、様々な葛藤・決断を経て、民間企業で働く道を選びました。しかし、音楽事務所への所属も決まりましたし、何より、まだまだ勉強したい音楽、挑戦したいことが沢山あります。会社員×声楽家としてどこまでやっていけるのか…!?不安な点もありますが、「歌が好き」という気持ち、音楽を続けられることへの感謝を忘れず、精進して参ります。そして、声楽に長年取り組んできたからこそ、身についた集中力・対話力等を通して、社会に貢献できる人間になりたいと考えています。 秋山先生ご夫妻のもとで声楽を学ぶことができた私は、本当に幸運な人間だと思います!これまで本当にありがとうございました。今後とも、何卒宜しくお願い致します。

まさに、これからもっともっと経験を積んで、さらに向上してプロを目指して行こう~ と大学院生活が始まった矢先のコロナでしたね。しかし、彼女はいつもプラス思考で行動する女性で、自分も見習わないといけないな~と感じていました。確かに演奏自体は激減しましたが、その分自己を磨く時間が増えましたね。大学合格の時にもコメントしましたが、「声楽は初期の段階では、頭がありすぎると声を邪魔して、その後は頭がないと声は伸びて行かない」これが彼女に全く当てはまりました。とにかく、どのジャンルでも成功するだろうと思わせる、能力とバイタリティーを兼ね備えていますね。来年度は環境が変り、新しい試練や困難が待っている事でしょう。彼女なら、それらをすら肥しにして、音楽の力に変換して行く事でしょう。 また何年か後が楽しみです!